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2020年11月20日(金)
- 家づくりのあれこれ
- パッシブハウス
未来を支えるカーサ総研のパッシブハウス
主に極寒と呼ばれる地方で多く建てられていたパッシブハウスですが、地球温暖化が注目され、地球存続の一端を担うことが、今や責務となりつつある現在、日本のすべての地域で「パッシブハウス」が注目されるようになりました。
東日本大震災以来、太陽光、風力などのクリーンエネルギーにも注目が集まり、日本再生、地球再生の柱と言っても過言ではないエネルギー問題の見直しは、深く認識するほど窮地に陥っていると感じています。
住宅産業は特にその比重が大きく、すでにエネルギーを消費しない住宅へのシフトを迎えています。新築の段階から「いかにエネルギー消費を抑えるか?」という循環型エネルギー計画をもって設計を行うことが求められています。
環境問題とパッシブハウス建築技術でトップレベルを走るドイツへの視察
2011年の年末、私たちは、エネルギー循環型住宅「パッシブハウス」の生まれ故郷ドイツおよびオーストリアを視察するチャンスに巡り合いました。実際にパッシブハウスを導入している「新築住宅」はもちろん「リノベーション住宅」、「学校」、「ホテル」の視察をおこないました。また、実際にパッシブハウスのホテルにも宿泊でき、貴重な体験ができました。
12月のオーストリアのウィーンは、最高気温4度、最低気温マイナス1度、太陽はほとんどでず、曇りか雨または雪という厳しいコンディション。
宿泊したパッシブハウス導入のホテルは熱交換システムだけの、「まさかの無暖房ホテル」。最初は「と、はいえ寒いんじゃないか。。。」と不安を感じましたが、本当に快適な宿泊ができたことが脳裏から張り付いて忘れられません。※係りの方の説明では、本当に一年中暖房設備は一切無使用とのこと。
人にやさしい、地球にやさしい、①低酸素(=エネルギー消費が非常に少ない)、②循環型(太陽光、風などの積極利用)を特徴とする「パッシブハウス」に心の底から感動したのを覚えています。日本中に「パッシブハウス」を広めたいという思い
ドイツ、オーストリアの実体験から、その良さを実感した「パッシブハウス」。カーサ総研では、この貴重な宿泊体験から、「日本でもこのパッシブハウスを広めたい」という思いが高まりました。そして「日本に最適化されたパッシブハウスの建築技術とは何か?」をテーマに日夜、研究を重ねています。
パッシブ賞を受賞した一戸建て住宅
写真の一戸建ては、熱交換換気装置、地熱交換システム、部分床暖房を装備しています。新築当初に地域柄、暖炉を設置したとのことですが、暖炉は未使用のままだそうです。快適性が一年中持続していることを表したエピソードでした。
室内
住宅性能を向上させる「パッシブデザインハウス」
パッシブデザインハウスの「パッシブ」は「受動的」の意味で室内環境において積極的(アクティブ)に、全館空調のように機械設備に冷暖房を頼り切る消費タイプは未来的には困難で、地域特性の気候や躯体構造・仕様部材の性能アップと自然エネルギーを最大限味方につけた最低限の補助設備(ローテク)で快適空間を創る省エネタイプの家づくりを「パッシブハウス(またはパッシブデザイン)」と称しています。
建築家自宅
特に、ここで説明しているパッシブハウスの中でも、究極のエネルギー消費ゼロを目指すゼロエミッション住宅は、太陽光蓄電システムなどを併用して補うことで可能になります。
パッシブハウスを、厳冬のドイツ、オーストリアで視察、研修した、あの時の感動をぜひ、みなさんと共有したいという思いで、カーサ総研は暑さ寒さ知らずのパッシブでハウス=世界基準の家づくりを目指しております。
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90秒でわかるパッシブハウス動画
カーサ総研の得意とするパッシブハウスにご興味いただきありがとうございます。寒さが厳しい冬こそパッシブハウスの快適すぎるグッドコンディションを痛感
ぜひ一度パッシブハウスの見学に、横浜戸塚のカーサ総研ショールーム、モデルハウスに遊びにお越しください。