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2016年6月20日(月)
- 家づくりのあれこれ
- パッシブハウス
パッシブハウスは自然の力も積極活用。冷暖房をなるべく使わない工夫も特徴のひとつ
夏は日差しを遮る庇(ひさし)の下で夕涼み、冬は日なたぼっこが楽しめる。こんな心も体も落ち着ける家はどうでしょうか。その答えの一つがパッシブハウス。
パッシブハウスの大きな特徴のひとつは、自然エネルギーの積極活用。高気密/断熱素材の積極活用に加え、夏の強い日差しを遮る仕組みや、意図的に住環境の中に風の通り道をつくる設計を取り入れています。
その秘密は、自然エネルギーを積極的に取り入れる事。
夏の強い日差しを遮る木陰の気持ちよさは、誰もが感じていることだと思います。パッシブハウスは自然のなかにあるエネルギー、代表的なところでは冬部屋のなかに深く入り込む日差しや、夏は日差しを遮る庇(ひさし)やルーバー、風が通りやすくなるよう窓の位置を工夫するなど「自然の力を積極的に借りる」設計段階から積極的に自然の力を取り入れることも特徴です。
場合によっては家の周りに広葉樹を植えるなど、自然から得られる日射エネルギーや風の力を積極的にコントロールし熱や電気エネルギーを極力消費しないような家造りを目指しています。
※上記は参考動画となります。弊社商品を保証するものではありません。
夏でも快適な日差しを遮る仕組みを持つパッシブハウス
「夏涼しく冬暖かい家」と聞くと、普通エアコンが部屋中に設置されているをイメージするのではないでしょうか?この場合、3-4部屋すべてのエアコンを、夏冬常時かけっぱなしになるので、季節によっては電気代はかなりかかってしまうのではないでしょうか。
しかしパッシブハウスは、太陽の日差しを取り入れる、または遮るなど自然エネルギーを有効に使う工夫と、外壁を従来より厚くするなど徹底的な気密・断熱を行うことにより、1台のエアコンで、住居すべての部屋はもちろん廊下、トイレ、脱衣所、浴室に至るまで温度差を軽減させることが可能。つまり従来の住宅に比べ電気代(光熱費)を、大幅節約できることが可能なのです。パッシブハウスは、夏は涼しく冬は暖かい、まるで魔法の家のような状態を実現することができるまさに魔法の家といえます。
1戸に床下1台だけのエアコン?
パッシブハウスは通常、床下に冷暖房のエアコン1台のみ設置するだけで、夏涼しいことに加え、夏場だけでなく、非常に強力な高気密/高断熱の断熱材の多用により、厳冬期でもこのたった1台のエアコンで部屋、廊下、トイレなどすべてをある程度暖めることが可能です。つまりパッシブハウスは、従来の住宅に比べ光熱費が非常にかからない生活していくことを実現しています。
地球温暖化も考えて
日本ではまだまだ聞きなれない「パッシブハウス」ですが、このドイツ生まれのこの世界基準の省エネ住宅は、地球温暖化の影響も考慮し可能な限り省エネルギーを促進する新しい考え方の建築手法です。建物の性能を向上させ且つ自然エネルギーをうまくコントロールすることによって夏は涼しく冬はあたたかい理想的な住環境を実現しました。
90秒でわかるパッシブハウス動画
※ 省エネ性能については、敷地条件、建物配置、建物形状、間取り等で異なります。
カーサ創建の得意とするパッシブハウスにご興味いただきありがとうございます。
普通であれば、なんとなく「南側に部屋や窓があったほうがいいよね」という形で設計をしてしまうケースも多く見受けられます。
しかしパッシブハウスは、南側に部屋を配置することも窓をとることも、すべてが「省エネルギーにつながるか?」「エコスタイル/エコライフを実現できるか?」という根拠に基づいた設計を行っていきます。