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2015年2月20日(金)
- 家づくりのあれこれ
- 省エネルギー
エコ住宅とは
最近はやりのエコ住宅ってどんな住宅のことでしょうか?環境省ではエコ住宅を「エコハウス」とし、地域の気候風土や敷地の条件、住まい方に応じて自然エネルギーが最大限に活かされることと、身近に手に入る地域の材料を使うなど、環境に負担をかけない方法で建てられること、と説明しています。
最近の新築住宅では、ほとんどが高気密高断熱に力を入れ、太陽光発電などの自然エネルギーを使って光熱費を0にするといった省エネ住宅がつくられています。また平成26年末より一定の基準を満たした住宅には商品券や特産品と交換できる住宅エコポイント30万ポイント分が与えられることになりました。この一定の基準は省エネルギー性や断熱性などが基準となります。
それでは、実際にエコ住宅にするとどういったメリットがあるのでしょうか?エコ住宅のメリットは大きく3つあります。1つ目は光熱費が抑えられること。断熱性や気密性を高めることで夏涼しく、冬暖かい住宅となり、エアコンをつける機会が減ります。さらに太陽光を設置することによって発電した電気を電力会社に売電して収入を得ることもできます。2つ目は自然災害に対応しやすくなることです。
太陽光発電は自然エネルギーなので仮に自然災害などで電気の供給がとまってしまった場合でも電気を使うことができます。さらに蓄電池を設置すれば余った電気を蓄電して、停電時などに使うこともできます。3つ目は住宅エコポイントや太陽光発電システムの補助金など、国や自治体から援助をもらえるという点です。
エコ住宅は光熱費が抑えられる
エコ住宅の特徴としてオール電化住宅であること、高気密高断熱であること、太陽光発電システムを搭載していること、があげられます。まずオール電化にすることによりガスと併用していた時と比べて、ガス代がかからなくなります。もちろん、お風呂などガスで温めていたものを電気で温めるようになるためその分高くなりそうなものですが、オール電化にすると深夜電力が安くなる制度があります。
エコ給湯
夜の安い電力でお湯をつくるためトータルで安くなるのです。これはお昼にエアコンをたくさん使ったりするご家庭だと光熱費があがってしまうこともあるので計画的な利用が大切です。次に、エコ住宅は断熱材や2重サッシなどで断熱性、気密性が高められています。冬暖かく、夏に涼しい住宅なので高気密高断熱でない住宅とくらえて夏場のエアコンや冬場の暖房の使用を抑えられます。
アルミ樹脂複合サッシ
断熱と気密を両立した断熱工事
また住宅全体の温度を保てるのでエアコンや暖房の効いていないお風呂や廊下でも快適に過ごせます。特にお風呂では近年増加傾向にあるヒートショック対策にも有効です。最後に、太陽光発電システムの搭載により光熱費を0にすることも可能ですし、搭載量によっては余った電力を売って収入にすることもできます。ただし、平成26年には一部の地域で新規搭載に関して待ったがかかったりと、不安定な状況です。
エコ住宅は自然災害に対応できる
2011年の震災では一部の地域で停電となり、不自由な思いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか。エコ住宅で、太陽光発電システムを搭載していると太陽光が出ている間は自家発電ができます。特に太陽が高く上がっている時間帯であればほとんどの電気器が使えるでしょう。
また、昼間に発電した太陽光を蓄える蓄電池も最近では改良が進められています。まだコストも高く、性能もあまり高くないものの災害時には携帯やパソコンの充電やテレビ、ラジオの視聴程度であれば長時間の利用もできます。
エコ住宅は補助金を受けられる
太陽光発電システムの設置には搭載量に応じて自治体から補助金を受けることができます。また、太陽光発電システムを新規で搭載すると最初の10年間(搭載量によっては20年間)は一定の買い取り価格が保証されます。これらの制度により、太陽光発電システムはほぼ10年で元が取れるように設計されているのです。
10年目以降は固定買い取り制度は終了しますが、その時の買い取り価格での売電はできる見通しです。また、その頃には性能のあがった蓄電池も開発されているかもしれません。昼も夜も完全に自家発電できたら安心ですよね。
また、平成26年12月27日以降に新築をする住宅やリフォームをする住宅に関しては断熱性能や省エネルギー性に応じて住宅エコポイントが30万ポイントから45万ポイント取得できます。このエコポイントは商品券や特産品と交換できるほか、即時交換といって工事費にそのまま充当できる場合もあります。
やっぱりエコ住宅
現在、エコ住宅は国や自治体から支援を受けて建てやすい状況にあります。一般の住宅に比べて夏涼しく、冬暖かいといった過ごしやすさのメリットは住宅に一番求められることではないでしょうか。現在、住宅メーカー各社のほとんどが高気密高断熱に力を入れたエコ住宅向きの商品を販売しています。
太陽光発電システムや住宅エコポイントなどの各種制度にプラスして、住宅ローン金利も低い状況です。この機会に賢く住みやすいエコ住宅を検討してみてはいかがでしょうか。
エコ住宅について、ご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。