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2015年2月20日(金)
- 家づくりのあれこれ
- 耐震・耐久性
今、流行の木造住宅。その耐久性・耐震性はいかに…
鉄筋コンクリート造や鉄骨造、軽量鉄骨造など、工法・技法が目まぐるしい進歩を遂げている日本の建築物ですが、それでも昔ながらの木造住宅が多くの支持を得ています。他の工法・技法が進歩していく中、当然、最近の木造住宅も進歩しており、数十年前のそれとは比べ物になりません。
しかし、木造住宅と聞くとどことなく耐久性や耐震性に欠けるイメージがありませんか。住宅を検討する際にそういったイメージではじめから木造住宅を選択肢の中に入れない方も少なくありません。今回はそんな気になる木造住宅の耐久性・耐震性に関してお話します。
そもそも木造住宅ってなんなの!?
木造住宅とはそもそもどういうものなのか…。読んで字の如く、木で造られた家なのですが、一口に木造住宅といっても様々なものがあるのはご存知でしたか。日本に古くから伝わる「在来工法」、今、某大手ハウスメーカーが売りにしている「2×4工法」や「パネル工法」など様々なものがあります。各ハウスメーカーの違いの一つはこの工法にあるんです。
そしてとくに日本人にとってはなじみ深い木造の建築物。今でも木造住宅を建てたいという方はかなり多いようです。大手のハウスメーカーでも木造住宅を扱う部門があるのがその証拠です。今回は要するに「主に木を使った住宅なんでしょ」ぐらいの認識でも構いませんが、実は耐久性や耐震性にも優れているという点をご紹介させていただきます。
カーサ総研施工
実はすごい!?木造住宅の耐久性
木造住宅で一番心配なのが、「火災」ですよね。木でできているから一瞬で燃えてしまうのではないかと心配されている方も多いのですが、「実は燃えにくい」というのはご存知でしたか。
木は表面こそ燃えやすいのですが、表面が燃えると炭化という現象が起き、中心部まで燃えるのを防いでくれます。その為、実際に木造住宅の柱などが完全に燃えるのにはかなりの時間がかかります。
反対に鉄骨造の場合、鉄自体は燃えませんが、高熱で折れたり、曲がったりすることがあります。その為、火災が起こった際は木造住宅よりも鉄骨住宅の方が早く倒壊してしまう可能性があるのです。
「燃えにくいのはわかったけど、鉄の方が強度が強いでしょ!」と思っていらっしゃる方も多いのでは…?実は木というのは軽くて丈夫なものの代表と言われることも少なくありません。
強度を保ちながら柔軟性を持ち合わせているので、地震などの揺れには強いのです。一言で言うと「木は粘り強い」のです。反対に鉄骨造は火災の時と同様である強度を超えるといきなり倒壊してしまう可能性があるので、そういった意味ではどちらも強度にはさほど違いはないと言えます。
気になる耐震性
耐久性の部分でも少し触れたのですが、木造住宅は木が軽くて丈夫で柔軟性があるので、耐震性にも優れています。そして地震大国日本で未だに木造住宅が支持され続けているのにはそれなりの理由があります。例えば、50年前の工法が未だに用いられているのであれば、誰も木造住宅には手を出さないでしょう。
昔ながらの木の良さを最大限に活かしてくれる「在来工法」に鉄骨造でも用いられる最新の建築技術を盛り込んだ言わば「ハイブリットな工法」を用いているので、最近の木造住宅は数十年前のそれとは比べ物にはなりません。
そして意外と気づいていない方も多いのですが、日本の大昔からある寺院や仏閣は全て木造建築です。当然、メンテナンスが行き届いているのが条件にはなりますが、木造の建築物がいかに丈夫なのかを物語っています。
現在では、制震システム等の採用により、より一層 耐震性が高くなりました!
制震システムの必要性
2016年熊本地震、震度7の巨大地震2回と1700回を超える余震にも耐えた実績!
更に地震に強いダブルスタッド工法採用
当社がお薦めする「国産スタイルツーバイフォーの家」は、平成26年度の国土交通省施策 地域型住宅ブランド化事業として採択されました。ツーバイフォー住宅の多くは通常、輸入木材を使用しており、国産杉材を使用するのは珍しいのですが、当社のツーバイフォーは長期に渡って優良な住宅を目指すべく土台・スタッドなど主要構造部に国産杉材(スタッド)・国産桧(土台)の使用を標準仕様としています。
また、ダブルスタッド工法を採用することにより、シングルスタッドと異なり両面のボードを支えるスタッドが各々独立しているため、音の架け橋が除去されて高い遮音性能が得られます。輸入材に比べ、その土地の気候・風土に適応して育った国産木材は耐久性が高く、住宅の蟻害・腐朽への耐性が向上しています。
木造住宅を建てよう
私は木造住宅は一押しです。木には鉄やコンクリートにはないぬくもりがあります。大切な家族と温かい家庭を築くのであれば、そんな温もりが感じられる住宅が良いですよね。ここまで木造住宅の耐久性や耐震性について解説してきましたが、最後は木造住宅を建てる際の注意点についてお話します。
木造住宅はその名の通り、木を用いて造られた家なので、使う木の種類によっては耐震性や耐久性が低下してしまう可能性が有るということです。
当然、質の低い木材を使って建築すると費用はかなり抑えることができますが、その分、耐久性・耐震性は悪くなってしまいます。反対に良質な木材の場合は耐久性・耐震性は優れるものの費用は大幅に上がってしまうことになります。
実はこれが木造住宅を建築する際の悩みの種でもあるのです。予算に応じて、選べるのは利点にもなるかもしれませんが、あまりにも質の低い木材を使用するのであれば、木造住宅をお勧めしません。
もう一つの注意点は木造住宅は定期的なメンテナンスがあってこその耐久性なので、アフターフォローをしっかりとしてくれる業者さんに依頼することです。いくら安くてもいつつぶれてもおかしくないような業者さんに依頼するのはやめましょう。
COC認証は、認証された森林から伐りだされた製品と、認証されてない森林からの製品が、流通過程のいかなる時点でも混ざり合っていないことを管理・保証するものです。当社はCOC認証を取得した国産杉を採用。長寿命の家を造る最低条件として「日本の気候風土で育った材木を使って家を建てること」をお勧めいたします。
まずは当社にお問合せください。具体的なアドバイスをご提案いたします。