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2014年2月14日(金)
- 家づくりのあれこれ
パッシブハウス効果
(社)パッシブハウス・ジャパン会員工務店になってから4周年が過ぎました。
パッシブハウス先進国のドイツやオーストリアの実例建築の見学や
勉強会を進めながら 実際の注文住宅建築に対応出来得る可能性を
常に追求しています。
国民の10分の1が集合している東京、
その都知事選が最近行われました。
待機児童解決の問題も去ることながら
日本代表の公約や幹となる様々な方向性が
どんなに大事かがお分かり頂けると思います。
そして今、将来的なエネルギー問題も
大きな鍵を握る時代に既に突入しています。
ここでパッシブハウスが皆さんの
お役に立てるよういいお話しがありましたので
今回 PHJニュースレターから抜粋したものをご覧ください。
是非、ご参考に。
<以下(社)PHJニュースレターからの抜粋文>
人間の体温は一般的に36.5℃程度と言われています。
このように体温が一定の動物のことを恒温動物といいますが、
なぜ体温が一定なんでしょう?
Q値が1の建物でも日照と内部発熱がない状態で
冬の暖房を消せば室温が下がっていくのは周知の事実です。
なのに、人間は暑いところに行こうが寒いところに行こうがずっと体温は36.5℃
前後を保っているわけです。これはどういうことか?
単純に食事から得たエネルギー を熱に変換しているからできることです。
そう考えれば体を寒さを感じていればいる
ほどこの変換量は多くならないと体温を維持することができないわけです。
たったこ れだけの話です。
ちなみに大人が1日に必要なエネルギーは2,000kcalと言われていますが
このエネルギー量は単純換算すると70kgの体重の人が富士山(3,776m)を
3回登ることができるほどのエネルギー量です。
(下りはないものとして)物理の原則を知っていれば、
ダイエットを行うには運動よりも食事制限のほうが
圧倒的に効くということが明らか になります。
(もちろんリバウンドするかどうかとか体重維持できるかどうかは運動 が重要です)
この2,000kcalのうち約70%が基礎代謝として寝転がっていても消費されます。
さらに基礎代謝のうち約40%が筋肉によって消費されていると言われています。
というこ とは2,000kcalのうちのおよそ30%である600kcal程度が
筋肉によって消費されて いるといえます。
体脂肪計に乗ると基礎代謝量というのが出てきますが、
筋トレをすると見事に基礎 代謝量があがります。
これはイコール「体が食料を熱に変換する能力が高くなった」 ことを意味します。
一般的に筋肉量は男性が多く、女性は少ないものです。
これが男性の方が体温が高く寒がりが少ない理由ではないかと思っています。
と同時に、人は生まれつき遺伝的 に筋肉の性質が決まっています。
端的にいうと速筋型(20%)、バランス型(61%)、 遅筋型(19%)とあるのですが、
筋トレをしても筋肉が大きくなりにくい遅筋型の人 が,
いわゆる寒がりではないかと思っています。
痩せるなら「寒いのを我慢したほうがいいかも」と思うかもしれませんが、
そうは 思いません。
寒いところに長時間いると当然体温は低くなりやすくなります。
体温は 一度下がるごとに免疫力が30%低下するという説もあります。
また基礎代謝量は12% 低下し、ガンの発生確率も上がります。
ガンが最も好きな温度は35℃と言われており、 39.3℃以上になると死滅するそうで、
だからこそガンには「温熱療法」というものが あるくらいです。
50年前の日本人はデスクワークが少なかったことが原因かと思いますが平均体温が
36.9℃もあったそうです。
しかし現代の日本人の平均体温は36℃を切っているとまで 言われています。
病気になりにくい体を作るためには高めの体温が非常に重要なよう です。
そのためには筋肉量を減らさないこと、そして暖かい家に住むことが
非常に重 要だと考えています。