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2010年8月2日(月)

  • 家づくりのあれこれ

断熱効果が「見える化 」

近畿大学理工学部I教授が2002年から2008年間に 戸建て住宅に住まう約2万人の方々を対象に既設住宅居住時と 転居後の新築住宅との比較であるアンケート調査実施結果が報告されました。 (参考文献:㈱新建新聞社「新建ハウジング」記事から) いわゆる構造断熱材などを含む複合断熱効果の調査ではない、 「寝室の窓の断熱効果」に限られた単体部位の調査で、 「住宅の断熱化で住む人の健康にどのようなメリットがあるか」です。 従ってサッシのみの効果の体調改善率ですのでとても理解しやすいと思います。  *アルミサッシ(種類)+シングルガラス(省エネ等級3)は アレルギー性鼻炎や手足の冷えなどの体調改善率約10%から のどの痛みや気管支喘息の約55%の数値です。 *アルミサッシ+ペアガラス(省エネ等級4)、 樹脂サッシ+ペアガラス(省エネ等級5)になるにつれて改善率は高くなり、 等級5では気管支喘息は約70%超でした。 既存の断熱効果を測る指標は光熱費のような目に見えるものだけでしたが 健康状態への影響もデータ化して表し、住環境との因果関係をあきらかにし これからのガイドラインのマニュアル化に貢献するというものです。 実際、家庭内のヒートショックで亡くなるケースは一年間で約14,000人。 (東京ガス都市生活研究所の推計) これは交通事故者の2.4倍にあたり さらに脳疾患や心臓疾患の後遺症や 重疾患をかかえ、寝たきりのケースをも合わせると もはや隠れた 社会問題といえる現状があるようです。 ~地球を愛する家づくり・横浜・デザイナーズ注文住宅のスルガ建設~ 1F_kitchen_right_b.jpg

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