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2012年1月13日(金)

  • 現場レポート

パッシブハウス視察②―住宅づくりの視点見直し

視察4日め オーストリアのブレゲンツ郊外のスキーヤーが集う アルプス麓に建つパッシブホテル「Explrer」に 私たち視察参加者一行は 2泊の宿泊体験をしました。 DSC01373.JPGDSC01251.JPG ホテルは日本でいうところのスキーヤー客が泊まる○○山荘、という風情。 非常に寒い立地で長時間はとても外にいられません。 DSC01254.JPGDSC01258.JPGDSC01253.JPG ちなみにウィーンの12月の平均最高気温は4度、最低は-1度。 行ってみて実感しましたが 太陽はほとんど出ず、曇り、風雨、 雪のいずれもが一日のローテーションです。 寒いはずです。 そんな立地条件のなか、本当に熱交換システムだけの無暖房でホテルとはいえ  無事に宿泊出来るのか視察者全員不安に思ったに違いありませんが  係りの方の説明ではこの一年間の暖房設備は一切無使用だったそうです。 部屋のなかは天井が高いだけで家具はなく造り付け棚とベッドが置いてあります。 バスはなくシャワーのみのサニタリー、実にシンプルな設備は寒そうに見えました。 DSC01285.JPG ところが実際の宿泊日は気になる寒さもなく終盤特有の疲れも重なったか  一度のトイレタイムも無く就寝しました。 ここでは仕様部位部材の選定や各数値を列挙することよりも貴重な宿泊体験から 住宅づくりの視点をあらためて見直した瞬間が一番の収穫でした。 そして低炭素循環型省エネ住宅造りが安全性も兼ねて 人と地球に優しい 表裏一体という論理がここに出来上がっている実感です。 今からの住宅づくりの太い幹がここに集約されているという感触でした。 ~地球を愛するエコな家づくり・横浜の工務店・デザイナーズ注文住宅のスルガ建設~

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