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2019年1月26日(土)
- 建築さんぽ
運命を変えた源頼朝のししどの窟
源頼朝が石橋山合戦に敗れた時にわずか7名で山中に逃れ隠れた先が地蔵信仰の霊地である湯河原のししどの窟(いわや)と呼ばれる処だそうです。信仰の霊地といわれるだけに洞窟に辿り着くまでの道々にも数多くの石仏地蔵があり窟には石仏群と灯篭群があります。しかしながら洞窟特有の湿気や水の流れがあり身を隠していたとはにわかには想像できません。
実はここで平家側の梶原景時という人物に発見されてしまう源頼朝ですが見逃して助けられる逸話があるのも人徳の備わった風貌が故でしょうか。ここから再起を図る頼朝の強運を物語っていて興味深いですね。