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2018年10月14日(日)

  • 建築さんぽ

黒部ダム- 堤高日本一

ダムの役割は供水調節が広く知られているところですが水資源確保とする水道用水、工業用水、農業用水と発電、河川環境保全、他には砂防ダムなど構造物15m未満のものもダムと呼称するようです。
黒部ダムは日本一有名な呼称と堤高186m日本一高い富山県の立山、黒部峡谷の黒部川に建設されているのは知られていますが水力発電専用のダムです。
黒部ダム建設の経緯は戦後の高度成長時期にさしかかると関西地方では深刻な電力不足が社会問題化し慢性的計画停電などで復興の遅れにも支障をきたすなど決定的な打開策を講じる必然性がありました。黒部峡谷での水力発電計画以外に選択肢が見いだせなかった建設案であったようです。1956年から7年の歳月をかけたダム建設には多額の費用と殉職者が出たことも周知のことで映画化(黒部の太陽)もされました。
黒部ダムの名物は黒部峡谷の景観維持を目的に毎年6月26日~10月15日まで観光放水と称して時間を決めて毎秒10t以上を放水しています。運が良ければダム展望台や放水観覧ステージからは迫力の放水が観えます。放水量があまりに多いので所どころ霧状になるのですが時々、そこに虹がかかってとても綺麗です。

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