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2018年10月14日(日)
- 建築さんぽ
一生に一度は善光寺参り-男女平等の救済寺院
信州の善光寺は創建以来、約1400年間に渡り日本最古の霊仏像といわれる阿弥陀如来様をご本尊としていて古くから民衆の心の拠り所とされ広く信仰されているようです。11世紀頃には善光寺信仰を広める為に善光寺聖という民間僧が本尊の分身を背負って全国各地を遍歴したといいます。念仏を唱えて一心に祈れば皆が極楽浄土に導いて下さるという男女平等の救済を説く寺院ということもあって女性参拝者が多いのが特徴といいます。全国に広まった善光寺信仰と集められた浄財で1707年には現在の本堂落成の後には山門や経堂などの伽藍が整えられていったようです。
長野冬季オリンピック(1998年)の開会式には善光寺の梵鐘が世界平和の願いを込めて鳴らされました。