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2018年10月13日(土)

  • 建築さんぽ

日光の社寺 - 世界文化遺産を観る

徳川家康が日光に祀られることになったのは自身の遺言によるものといわれています。神社は東照宮・二荒山神社・輪王寺の二社一寺の形式。陰陽道の影響を受けて本殿前には陽明門、鳥居の中心の上空に北極星を仰いでその真南方向には江戸に繋がるといった位置関係は有名です。建造物は国宝に指定されているのが9棟、重要文化財が94棟の建造物群と遺跡が世界文化遺産として「日光の社寺」の登録名で1999年に登録されています。
社殿には動物の木彫像がありますが眠り猫は猫も眠るほどの平和を表している云われがあります。そして神厩舎には「見ざる・言わざる・聞かざる」の有名な三猿の彫刻がありますがそれは彫刻の一部であり幼少期には悪事を見ない、言わない、聞かないほうがいいという教えであって引いては人間の平和な一生の過ごし方を説いて実際は生まれてから死ぬまでの全部で8枚分が掲げられています。
圧巻は鳴き龍で天井に描かれた龍頭の下で拍子木を連打すると鈴のような音が鳴り響きます。そこから少し離れた場所に移動して拍子木を同じように打っても全く鳴かない不思議な空間になります。見どころ一杯の日光は広大な敷地なので予備知識があると廻るのに効率がよくなります。

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