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2018年9月24日(月)

  • 建築さんぽ

合掌造り集落―世界遺産白川郷

合掌造り集落の白川郷は伝説的な平家の落人の里として養蚕業や火薬原料の煙硝生産業だった歴史があります。
合掌造りの寄棟葺き屋根は3050年の耐久性があるといわれています。釘を一本も使用せず、村人達が共同で作業する「結」の制度で行っています。養蚕業の仕事のために大家族制度になりそのまま大型化合掌造り家屋が生まれたといます。
近代化の波で合掌造り伝統家屋がある各地では集団離村したりダムの底に沈む環境が重なるなかでいずれの対象にもならなかったこの地区は多くの伝統家屋が残されたようです。
昭和から平成へと国道が整備され観光化の機運が高まります。平成7年(1995)には世界文化遺産へ登録され東海北陸自動車道が全線開通すると年間100万人以上が訪れているといいます。集落は今でも約1900人が日々の暮らしを営み伝統家屋を売らない、貸さない、壊さないという三原則を守りながら保存しています。日本を代表する原風景で生きる歴史をいつまでも紡ぎ続けていただきたいですね。

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