ブログ
2018年8月10日(金)
- 建築さんぽ
山岳信仰 - 熊野大社
各地に霊山・霊峰があります日本の山岳信仰は修験者であった役小角(えんのおずね)によって開かれたといわれています。次にその足跡を追って独自の山岳信仰を築き上げたのが行基(ぎょうき)、そして役小角、行基の後の山岳信仰の頂点を極めたのが空海(弘法大師)だという。そういった山岳信仰の延長上にあるのがここ熊野信仰であるという。熊野大社とは熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社を総称したものが熊野三山とよばれるようです。一生涯に伊勢に七度、熊野に三度詣でると救われるという云われは紀の国(和歌山)は根の国と常世の国との境になり現世浄土世界のモチーフだったという。この世にせよ、あの世にせよ、浄土世界を見てみたい庶民の一生の夢が熊野詣でにつながったという。熊野大社特徴の天・地・人を表す3本を持つ足八咫烏(ヤタガラス)ののぼり旗が大きく正面にはためいている。