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2018年3月11日(日)

  • 建築さんぽ

世界一の中国美術工芸コレクション・国立故宮博物院

フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエミルタージュと並び世界四大博物館に数えられる国立故宮博物院が台湾にあります。

内戦の中国から守るために運ばれ歴史に翻弄された中国美術工芸品のお宝が約70万点の収蔵品があり常時展示されているのは6000~8000点ほどで3ヶ月から6ヶ月期間で入れ替えるため全てを観るのは約10年の歳月がかかるようです。玉石、翡翠、陶磁器、青銅器など時代別のカテゴリーで展示されていますが旧いものでは8000年前のものから中国変遷と共に係わってきたお宝の集大成ということになります。

なかでも2大コレクションのひとつ、「翠玉白菜」は高さ18.7㎝、幅9.1㎝、厚み5.07㎝で人工着色は一切ない白と緑の翡翠原石のもの作品だそうです。白菜の白色は純潔、葉っぱの緑色と疑似色になってバッタとキリギリスがとまっているがこれは子孫繁栄の意がこめられているといいます。もうひとつは肉形石は豚の角煮込み風な傑作品が有名です。

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