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2018年3月6日(火)
- 建築さんぽ
台湾・日本文化融合の寶覺禅寺
寺院は1927年に日本統治時代に建立されたこともあり台湾でありながら臨済宗、妙心寺派由来の台湾仏教という位置づけのようです。もともとの木造本堂に保護のために石造り本堂を増設して入れ子細工のような珍しい本堂で本堂前にはお釈迦様の化身といわれる白い象2対と日本式灯篭があり文化の融合と融和がうかがえます。
また、境内には戦前にここ周辺で亡くなった日本人の共同墓地がありその亡骸は1万4000名だとか。慰霊祭も毎年行われるそうで日本と縁の深い寺院です。
そしてこちらのシンボルで黄金色に輝く弥勒大仏は1970年に完成したもので高さ約33mの大きさは圧巻。仏像と呼ばれていますが日本の大仏様とは随分様相が違って七福神の布袋様そっくりですね。なぜか弥勒大仏は布袋様の化身という説があり「皆大歓喜」の文字通りに微笑むパワースポットなのでしょう。なるほど、手の届く白い大仏様は御利益や開運のために皆に全身を撫でられてツルツル状態でした。