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2018年2月25日(日)

  • 建築さんぽ

台湾・ノスタルジックな九份の街並み

喧騒から離れた台湾北部の山間いに歴史を感じるノスタルジックな街並みがあります。日本では映画「千と千尋の神隠し」のモデルにもなった狭い路地と石段、商店の文字入り赤提灯が特徴的で一度行けば忘れない何とも魅力的な九份の街並みだ。

九份には歴史的な栄枯盛衰があったようで昔は誰も振り向きもしなかった9世帯ほどしかなかった貧しい寒村だったのが1893年に鉄橋工事の際に金鉱が掘り当てられたのがきっかけでゴールドラッシュに沸く不夜城に変貌を遂げるも1971年には採掘量とともに閉山へ。

しかしながら日本統治時代に造られたこの街並みは台湾映画のロケ地などにもなって再び注目されるようになったといいます。山間の地形のため石畳の階段は狭い坂道で通路は小さな商店がひしめくように並び迷路の様に続くのでまるで縁日に紛れているようで飽きさせません。特にぼんやりと赤提灯に火がともる夕景時の光景はレトロ情緒に満たされます。

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