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2012年9月17日(月)
- 現場レポート
夏の東欧―モスタル旧市街⑥
東欧紀行三国めはボスニア・ヘルツェゴヴィナ。
1992年に独立したばかりで 車窓から見える墓地や
駐車場に着いてからも廃虚や銃弾痕など非劇の爪痕が
あちこちに見られますが 目的のモスタル地区に進むにつれて
観光地に似つかわしくとても明るい雰囲気になってきます。
長い間オスマン朝の支配下にあったためトルコ文化の
影響が強く モスクなどトルコと同じものが目につきます。
ここモスタルを象徴するのは1556年に建造された、
ネレトヴァ川にかかる古い石橋が この地区の世界遺産登録に
なった所以です。
橋台を用いず 両岸からアーチ状にかかっているだけの
高い構造建築技術が東岸の博物館で解説もされています。
往時のままの丸石を使用した石畳み道路や戸建て建築意匠、
古くて威厳ある街並みが川の流れを挟んだ大自然のなかで
地区ごと芸術作品になっているかのようで感動があり
時を忘れる歴史景観です。
~地球を愛するエコな家づくり・横浜の工務店・デザイナーズ注文住宅のスルガ建設~