ブログ
2017年12月2日(土)
- 建築さんぽ
ハノイ・ホーチミン廟と邸宅
ベトナムの民族解放と独立のために生涯をかけたべトナムの父と敬愛されるホーチミン自身の亡骸が眠る霊廟がハノイ、バーデイン広場奥に建てられています。ここは1945年に主席自身が独立宣言した広場という由来のようです。廟内に入室する際の条件は厳しく肌を露出した服装は不可でカメラは勿論のこと手荷物も見学前に預け入室後は私語禁止です。それもそのはず、見学側も驚くのですが入室後の数分のうちに主席自身の亡骸が透明硝子越しに現れ、直接見ることができるんです。大勢がぞろぞろ列をなしての見学ですが結構、このシーンは驚きます。敷地内には各国の要人を招いていた大統領府の黄色の建物と亡くなる直前まで住んだという木造高床式の自宅がありました。自宅は伝統的な高床式の建物ですがとても元主席が暮らしたとは思えないくらいに小規模で質素な邸宅です。ホーおじさんと呼ばれた人柄がこの背景からも偲ばれます。