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2017年11月20日(月)
- 建築さんぽ
大聖堂~モスク~博物館に辿り着いた・アヤソフィア
征服する国とその国の宗教色は必ずセットで浸食してくるイスタンブール・アヤソフィア(大聖堂)を観て確認する次第です。完結してしまってからこうだった、ああだったと原因結果だけを今、楽に観させていただいていますが建造当時から現在の経緯をたどると気が遠くなる歳月です。アヤソフィアは360年から1261年までキリスト教の大聖堂として建設され 次にイスラム教のモスクとして1453年から1931年まで使われ現在のトルコ共和国になってからは1935年より博物館になっている。オスマン帝国が征服した際にキリスト教大聖堂建築技術に感銘を受けて破壊せずに不要な装飾を取り払い尖塔4本を増設し屋内をモスクの内容に上塗りしたのでその後の改修時に多くのキリスト教関連壁画が裏側から表れてきました。歴史が行きつ戻りつしているような不思議な感覚です。