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2012年3月13日(火)
- 現場レポート
冬の風景―平等院鳳凰堂⑨
関白政治時代の史跡、「平等院鳳凰堂」です。
10円硬貨の表絵柄にあるのは皆様ご存じの通りで
一万円札には鳳凰が写っています。
関白時代の史跡ということで
建設当初は別荘、後に寺院とした経緯があり
極楽浄土の様子を顕わしているといいます。
構造技法は寄木造りで大屋根に鳳凰が飾られ両翼と尾部を
延ばした表現は鳥が羽を広げたようにも見えることから
鳳凰堂と呼ばれるようになったといいますが
正式には「阿弥陀堂」というそうです。
堂内も拝観できますがミュージアムが隣接されていて
52体の雲中供養菩薩像など解説付きで見学できます。
こうして拝観すると神仏への崇敬や美意識、霊鳥を
シンボルにするなど通常以上の確かな見識の高さや
信仰心などを持ち合わせていなければ到程ここまでの
建造物には至らないでしょう。
本当に天晴れというべき完璧な建造物ですね。
~地球を愛するエコな家づくり・横浜の工務店・デザイナーズ注文住宅のスルガ建設~