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2012年3月3日(土)
- 現場レポート
冬の風景―永平寺③
平坦な道中を進んでいくと だんだん人家もまばらになり空気が澄んで
昼時ながら雪がちらつく風情になり行き止まり手前で杉の大木と伽藍(がらん)
の一部が見えてきます。
曹洞宗大本山の永平寺は1244年、道元禅師によって開かれ
大小合わせてなんと70余りの建物が並んでいるそうです。
積雪のためか石段から上って参拝するという通常のかたちをとらずに
建物の開閉部位を雪よけの透明のビニールで囲い 参拝客は靴を脱いで
迂回する順路で寒さを遮りながら初詣しやすい工夫がしてありました。
こういう参拝の仕方は初めてでした。
拝観のなかで目を引いたのは「傘松閣」という大広間の絵天井で230枚の花鳥の
色彩画で 美しい日本古来の色調が華やかでした。
道元禅師が記した「普勧座禅儀(国宝)」は座禅の心得、作法などを説いていますが
ここ永平寺は座禅が修業の根本で他の行鉢(「ぎょうはつ」と読んで食事の意)や
掃除、風呂やおトイレなどの日常生活も動の座禅といい、修業に則った作法で
行なうそうです。
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