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2012年2月11日(土)
- 現場レポート
自然エネルギーへの道
冬の季節にパッシブハウス視察を体験したのは
様々なメリットを考察できた機会になりました。
ドイツ・オーストリア圏の冬の気象状況は前述もしていますが
曇り・雨・雪のローテーションで太陽はほとんどありません。
住宅事情を快適にしたい欲求に限りないものがあるのは当然です。
環境先進国といわれて久しいドイツにあっても自然エネルギー使用の
パッシブハウスはそいう意味でまだ戸数が少ないと感じたほどです。
しかしながら感心するのは地球温暖化防止対策や原発廃止政策を
様々な切り口から国を挙げて目標を設定し推進していく実行力があり
国民の意識改革も進んでいて政府が実直に取り組んでいる点だ。
実際にオーストリアのクルムバッハの副村長さんの言葉を借りれば
「超ハイテク日本」の印象が世界の位置付けになっている日本なのに
なぜこんなところ(EU圏)に住宅視察などに来たのですか?
という質問を受けることになってしまう。
各業界分野ついて今までのように日本特有の縦割の旧体制では
良い技術研究を持っていても政策に生かし切れていないことや、
時々、思い立ったように体系的でない施行が散発していつの間にか
消えてしまう。
住宅において恒久的な課題はローコスト、高級住宅を問わず
避けては通れない省エネ対策建築。それはすでにスタンダードになって
中古市場では売買価値がその評価で決定されつつあります。
~地球を愛するエコな家づくり・横浜の工務店・デザイナーズ注文住宅のスルガ建設~