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2012年2月5日(日)
- 現場レポート
温熱環境が贈るもの
縦長形状の日本では地域ごとのパッシブハウス性能相当の工夫を
推奨する旨を前述しましたが 居住環境と健康が連動する仕組みが
あるとして英国では住宅評価制度が運営されています。
某個人がどのような医療を受けどこの住所でどんな家に住んでいるか
医療データベースと住所と建物が建康安全面に係わる考察項目を
取り入れた制度です。
居住環境チェックは29項目(過度な暑さや寒さ、高湿、カビ等)設定され
それぞれの建康リスク評価を実施して リスクが高い建物には改善命令が出され
応じなければ罰金になるようです。
特に冬の室内温度が16℃以下になると心身に深刻なリスクが表れる温度で
疾患や障害に結びつき 高齢者などは10℃以下だと低体温症を発症するリスクが
出やすいとし18℃から21℃程度が建康的で快適温度としています。
ここで重要なのは建康には多方面の要因があるなかで居住環境見直しを
制度化してまで整備している現実があることだと思います。
ドイツでは2019年には公共施設が全てパッシブ仕様になるためペアガラスなどは
使えなくなるとか。
仮に室内が20℃、外が-10℃の時 環境試験で決して17℃を切らない窓ガラスを
使用し 換気装置や窓ガラスが仮に単体で性能認知がされていない場合では
他の設備仕様を強化してトータルバランスでクリアさせます。
~地球を愛するエコな家づくり・横浜の工務店・デザイナーズ注文住宅のスルガ建設~