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2017年11月16日(木)

  • 建築さんぽ

トルコ・カッパドキア岩窟群の洞窟住居

トルコ、アンカラ東南部にあるカッパドキア。ギョレメ国立公園とカッパドキア岩窟群は世界遺産登録されています。古代噴火により堆積した火山灰や岩が長い年月のなかで浸食されてできた地形といいます。紀元前15~12世紀にヒッタイト王国の中心地であり4~10世紀にはキリスト教迫害の際に多くのキリスト教徒達が地下に隠れ住んだようで今も岩窟教会には当時の壁画が見学できます。迷路のような地下都市もあって未だ研究が続いているようです。洞窟住居として実際に生活利用しているご家族宅を拝見しました。円錐形のような形をとり岩から煙突が出ていて棚には植栽鉢を飾っているお宅の内部は現代的調度品を適宜に設えてすっきりとした暮らしがうかがえました。ただ床や天井はまったく平とはいえず傾いていて慣れるまで大変だったでしょう。

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