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2017年11月7日(火)
- 建築さんぽ
平家の落人集落・湯西川
全国に何百カ所もあるという平家の隠れ里のひとつに栃木県日光市湯西川があります。隠れ里というくらいですから人が住んでいることを隠しながら暮らすので代々、真実は家人に口伝継承だけであったりと隠れ里の多くは伝説として残るケースも。さてこちらの湯西川平家の里はきちんと平家系図が分かっています。系図は桓武天皇→葛原親王→忠盛→清盛→重盛→忠房→湯西川平家の里の祖に至り連綿と今に繋がっているようです。そして平家大祭、出陣式、平家絵巻行列、伝統芸など集落の祭事として続けているもの、また観光資源としているものもあります。平家狩人村には800年前の人々の暮らしが再現されているのが見学できます。農家が田畑を耕しても貧乏な農民生活を余儀なくされていた時代に武士一族が農民レベルもない暮らしの隠れ家生活はとても想像できるものではありません。