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2010年10月2日(土)
- 現場レポート
イタリア・ガイド -アグリジェント-
南西部の丘陵にある町、アグリジェントはギリシャの植民地として
紀元前6~5世紀に栄え、当時に建てられた神殿群のある
「神殿の谷」があります。世界遺産です。
12月から3月にかけてはアーモンドの開花の時期に合わせて
谷はアーモンド祭りで賑わうそうだ。
今回、アーモンドの木も生っている実も初めて見ました。
原型を残しているコンコルディア神殿をはじめ20余りの
神殿建築があったという、さながらギリシャ本土を彷彿とさせる様相だ。
写真中央はコンコルディア神殿と左側がアーモンドの木。
今でこそ土色に同化してしまっている神殿ですが建築当初の壁は
白色の漆喰装飾であったようです。
円柱はまず最初に木材を芯にして石灰質凝灰岩を咬ませながら造られたといいます。
そして神殿のまぐさ式構造を支えた巨大な男像テラモン(写真右)が
地上に横たわる形で復元されています。
同敷き地内に往来時の轍(わだち)跡、キリスト教徒の墓室(写真左)や墓地があり
またこれも当時としては興味深い養殖設備の形跡も認められています。
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