ブログ
2017年10月31日(火)
- 建築さんぽ
美しい日本、はじまりの奈良・平城遷都記念事業
西暦710年、藤原京から遷都して大規模な都が誕生した後、奈良時代と呼ばれる74年間の文化が花開きました。元明天皇が律令制に基づく政治の中心地として碁盤の目のように整然と区画されたスケールは東西に約4.3㎞、南北に約4.8㎞の約2500ヘクタールの総面積をもち約10万人以上が暮らしたといいます。現在、文化庁による「特別史跡平城京跡保存整備基本構想」に基づき 遺跡の整備・建造物の復元を進めているということです。ちなみに第一大獄殿は2010年に朱雀門は1998年にすでに竣工しています。一部であるとしても往時の都の時代景観や文化を再体現できる幸運はそんなにないでしょう。文化的日本を生んだ時代をこれからの時代に共有していける歓びです。