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2010年5月1日(土)
- 現場レポート
五重塔と電波塔
全国的にGWの真っ只中ですね。
天気予報も晴天続きで良好だそうです。
GWはこうでなくっちゃ盛り上がりませんね。
さて 本日の朝日新聞は「東京スカイツリー」
について記事が載っていました。
日本で最も高い建造物634m、2011年末の完成予定。
地上デジタル放送にかかわる電波受信障害対策としての
「電波塔」が実現するわけですが 高層のため地震対策
が同時に気になるところです。
担当された構造設計部門では 実際に搭状の建物に
最適なしくみが見つからずに悩まれたそうです。
けれども、ここで登場するのが「心柱制振」です。
これは中心部を柱が貫く古き五重塔の構造にヒントを得て
いるとか。
かいつまみますと 心柱を造ることにより
通常の木造家屋を倒壊させる短周期の揺れに共振せず、
心柱が揺れを打ち消してくれる役割を果たすそうです。
五重塔は地震で倒壊したという被害記録がないそうで
地震の揺れには強い建て物とされています。
ここでとても感動的なのは 近代高層建造物と五重塔が
基本技術で繋がっている事実です。
精査され修練された基本は深くてシンプルなものなんでしょうね。
~地球を愛する家づくり・横浜・デザイナーズ注文住宅のスルガ建設~