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2017年10月17日(火)

  • 建築さんぽ

地中海の十字路・シチリア島

シチリア島は風習や伝統、遺跡など古いものが時代を経て活かされている趣きがあります。街も年季が入っていてクラシカルな佇まいが多い。観光ポイントも特に紀元前の建造物が現存することが奇跡のようだ。紀元前3世紀、タオルミーナのギリシャ劇場(5000人収容)があります。2世紀にはローマ人により闘技場(アリーナ)として再建されましたが往時の質感がそのまま肌で感じられ現在も劇場として現役です。モンレアーレ大聖堂は2015年に世界遺産リストに登録されたばかりです。被昇天の聖母に捧げる教会として1174年に建設開始されています。とても保存状態が良くて特にこの聖堂の特色のモザイクは内部総面積6500㎡に及ぶ大規模なもので金地にモザイク絵が精密に表されて信じられないような優美な景観です。地中海の真ん中に位置するシチリア島は地中海の十字路と呼ばれ、様々な民族が混ざり幾度も他国の支配下になりシンボル建造物もギリシャやローマであったりしますが全ては歴史になって平和的に観光化されている今があります。

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