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2017年10月10日(火)

  • 建築さんぽ

ローマの古代建造物・円形闘技場(コロッセオ)

永遠の都ローマの中心部に堂々と建つコロッセオは、西暦75年に建造が始まり、西暦80年から使用されました。周囲527メートル、高さ48メートル。「コロッセオ」とは、「巨大な物」という意味でローマの不滅の象徴だったようです。5万人を収容した古代ローマの円形闘技場は現在、約半分の原型をとどめながら約2000年の時を刻もうとしている奇跡のような建造物です。この建造物はアーチ型の4層建てで階層ごとに1階は皇帝、2階は市民3階は立ち見席に。最上には開閉式日除けオーニングテントまで準備されていたようで驚きます。今は床部分が失われており、奇しくも私達現代人が地下構造を観られるというのは不思議な感覚ですね。ここには機材置き場など複雑な舞台装置や人力のエレベーターもあったといわれ猛獣の檻だったであろう場所も観られます。厳しい身分制度、戦争の影響などが絡む当時の市民感情を慮ってローマの力を誇る娯楽施設建設になったようです。

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