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2008年11月10日(月)
- 現場レポート
海野宿
長野県海野宿は 近くに川が流れていて 視界がひらけた明るい宿場通りです。
江戸時代の旅籠屋造りや茅葺屋根がありますが 明治以降の堅牢な蚕室造りの
建物と調和しているせいか外壁に古さを感じさせません。
伝統的な「うだつ」がありますが ここの特徴なのは江戸時代の建造物は「本うだつ」で
明治時代のものは「袖うだつ」と分かれているのが面白いです。
「海野格子」は長短のものが2本づつ交互に組み込まれた美しい模様。
屋根は棟換気の「気抜き」のものがけっこう点在していて 明治時代の蚕室造りの象徴だそうです。
明治から宿場機能が失われてからは養蚕の村へと移行したことがうなずけます。
昭和61年に「日本の道百選」、62年には「重要伝統建造物群保存地区」に選定されています。
地球を愛する家づくり・横浜・注文住宅のスルガ建設




