ブログ

2008年11月9日(日)
- 現場レポート
石の教会
森の街を代表する軽井沢は白樺の木々もひときわ美しい。
木々に囲まれたホテルブレストンコートに隣接して「石の教会」はある。
ホテルの駐車場を抜けて歩いて行くと生き物のように横たわった形のアンバランスな建物が見える。
石とガラスのアーチが重なり合う独特のフォルムにだんだん近づいてくる。
木々の色、木々からきらめく陽光を見ながら 葉音を聞きながら ポーチまでの自然の廊下が続く。
この教会は明治・大正期のキリスト教指導者、内村鑑三の顕彰を目的として
アメリカ人建築家ケンドリック・B・ケロッグによって手掛けられました。
地上は礼拝堂、地下は内村鑑三記念堂になっています。
ケロッグの設計は土地柄の個性を見て感じて建築をイマジネーションする手法で
本人はこの地に滞在しながら自然との対話のなかでこのかたちの教会建築に至ったようです。
「建築に限らず すべてことはオーガニック(有機的)でなければならない。」
キリスト教の印である十字架や星印などあえて付けないで 舶来でなく日本人のための教会を造った。
組織や制度にとらわれない、祈りたい人が自由に集える場所、有機的な自然の教会は
神の生命がかたちとなって表現されたものになりました。
ちなみに石は男性、ガラスは女性を表しているそうです。
― 地球を愛する家づくり・横浜・注文住宅のスルガ建設 ―




