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2017年10月3日(火)
- 建築さんぽ
平等院鳳凰堂・極楽浄土の景色
建立から約1000年、平等院鳳凰堂は平安時代後期に関白、藤原頼道によって建立された阿弥陀堂です。極楽浄土の阿弥陀如来の宮殿をモチーフにして池のなかの島部分に位置しているのが特徴的でとても素敵な景観です。当時は極楽往生を願う浄土信仰が流行していたこともあり平等院の命名は仏の救済が皆に平等という意味があるそうでこの世の地上に極楽浄土を再現したといいます。身近なところでは日本硬貨10円玉の裏側に彫られています。寺院内には阿弥陀坐像をはじめいくつかの菩薩像や国宝仏像が安置されています。静かで厳かな景観に時を忘れます。京都の世界遺産です。