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2007年9月14日(金)

  • 現場レポート

ル・コルビュジェの世界

六本木ヒルズの森美術館開催、今月の24日で終了のル・コルビュジェ展をやっと滑り込み状態で見て参りました 数年前 初めてTVでフランス、リヴィエラ地方に建つル・コルビュジエ作品の2件の質素で小さな小さな建物を見た時の驚きは忘れられません。なかでも晩年の仕事部屋は何と4×2メートルの広さしかありません。面白い!こんな着眼点で建物を造る建築家がいるとは! そして 瞬間的に日本の茶室を連想したのを覚えています。有形無形に充分に共通項があると思いました。*当ブログ前述の「日本家屋の記憶④ようこそ茶室へ」参考* 今回の展示会でそれから気になっていた部分が一挙に目の前に差し出された感じです。 何と画面上でしか見られなかった「粗末な小屋」と一部の建物の内観が実寸大で披露されていたのです。私のとっては思いがけないプレゼント。2往復してまで見ていたのは私です・・・。 造形美や技術的な美学の評価をやめ、技術者が表現できないスペースまた分析できないヒューマンスケール「モデュロール値」や黄金分割に基づいた体系等を大切にしてきたのは有名で 斯のフランク・ロイド・ライトとは互いを批判し合う疎遠な仲だったなど エピソードにも事欠かない天才の人でした。
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