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2017年10月3日(火)

  • 建築さんぽ

二条城・大政奉還

徳川幕府における京都の拠点となった二条城は、徳川家康が1603年に京の宿館として建設した平城。江戸時代の武家風書院造りの代表的なもので,車寄(くるまよせ)に続いて遠侍(とおざむらい),式台(しきだい),大広間,蘇鉄の間,黒書院,白書院の6棟が立ち並びます。二の丸御殿の廊下は「鴬張りの廊下」と呼ばれ歩くとあたかも鴬が啼いているような床鳴りがする。修学旅行では皆が面白がって何度も踏み鳴らしたのを覚えています。江戸時代の侵入者用警報装置ですね。また、幕末の1867年にはこの城の大広間一の間(48帖)・二の間(44帖)にて15代将軍慶喜がここで歴史的な大政奉還を行っています。ついに260余年続いた江戸幕府が消滅した瞬間です。往時の諸藩の臣下たちが集結してさぞかし厳かだったと想像できます。2017年は大政奉還から150年の節目にあたるそうで建造物とともに歴史が流れている最も代表的モデルでしょう。

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