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2017年10月3日(火)
熱き志士たちが生まれた萩の町
国防のためにこれまでの幕府を支持する側と外様大名にも政治参加を求める側とに二分され幕末の対立は熱き志士たちの各々の信じる正義によって幕が切って落とされました。明治維新に関わった志士たちは下級武士がほとんどでしたが文武両道で皆、学問を積み国の将来のために正義を遂行していきました。そんな萩の町は優秀な志士たちを誕生させた場所です。黒い下見板の外壁やなまこ壁蔵などのしみじみとした住まいの風景が続く上品な風情です。桂小五郎の住まいには本人が断髪する前後の写真や系図、高杉晋作も住まいのほかに銅像が建立されていてその活躍ぶりがうかがえます。この時期「半髪頭(ちょんまげ)をたたいてみれば、因循姑息な音がする。総髪頭(長髪)をたたいてみれば、王政復古の音がする。散切り頭(ざんぎりあたま)をたたいてみれば、文明開化の音がする」の俗謡も生まれました。