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2006年9月4日(月)
- 現場レポート
VOL.5 「オール電化について」
VOL.5 「オール電化について」
<安全性について>―IH調理器の①電磁波―についてはvol.4で詳しくご説明しておりますのでご参照ください。前回vol.4に引き続き「IH調理器」の続きをご案内致します。
② 医療専門家側の見解・・・・・電磁過敏症の症状の人は増えている。紫外線という電磁波で火ぶくれを起こす人もいますので家電製品の電磁波に反応しても不思議は無い。症状については複合的な要因に依ることが多いので原因を特定するのは難しい。
③ WHO(世界保健機関)の発表・・・・・2005年12月に 電磁過敏症に関する見解を示しました。「電磁過敏症の症状が電磁界暴露と関連するような科学的根拠は現時点では無い。」という結論でした。
④ 結びとして・・・・・家電機器、携帯電話など電磁波を出す機器は身の回りに沢山あります。代替品のない機器は使い続けるしかないですが、IH調理器はガスがあるので 安全性に納得がいかなければ検討した方がよろしいかと思います。
将来的に安全性について学界で最終結論が早く出れば市場も変わってくると思いますが、、、、地球全体の問題を抱えた時代となって 地球に優しい環境がそのまま個(人)にも優しくなってくれたらベスト、という訳にはいかないものでしょうか。
では 本題の「オール電化」です。
今や、オール電化を抜きに住まいは語れなくなってきました。なぜオール電化が推奨されてきているのかをお話していきたいと思います。
<京都議定書目標達成計画と住宅の省エネルギー>
日本の環境政策は、京都議定書の達成を目標に進められています。省エネ法が1979年6月に公布されてから何度か改正を重ね 2005年5月には省エネ対策から温暖化対策へと進める深刻さとなりました。
そして皆様も耳にしているでしょう「チーム・マイナス6%」の目標を合言葉に「地球温暖化対策」として日本の温室効果ガス削減目標を1990年代のCO2濃度(ppm)まで引き下げようと呼びかけているのが前述のマイナス6%なのです。
省エネ法は 工場・輸送・機械器具・建築物に係わる基準措置がありますが ここでは建築物の項目に関連する、住宅の省エネルギーのひとつ「オール電化」をみていきます。
<オール電化>
① エコキュート(HP給湯器)・・・・・ヒートポンプシステムによる加熱の原理は「空気の熱でお湯を沸かす」ので従来のガスや石油の燃焼による加熱と比較した場合 3分の1の必要エネルギー。CO2排出量を大幅に削減して地球環境の負荷を軽減。導入を支援する国の補助金制度があります。
② 「IHクッキングヒーター」・・・・・熱効率が良く、立ち上がりがスピーディ。調理面がフラットなのでお掃除簡単。輻射熱によるキッチンの温度上昇を抑える。火を使わないので安全性が高い。空気が汚れにくい。キッチン配置場所の選択が増える。高熱費を一本化。
以上、ポイントを挙げましたましたが「オール電化」で 目に見えるお得情報は A)電気料金が割引になる。B)火災保険特別割引になる。C)住宅ローンの金利優遇 などがあります。 (各フォーラム、セミナーのご協力を頂いております)Shouko