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2006年8月29日(火)
- 現場レポート
女性の時間
「この家がもう二度と掃除の要らない家であればどんなに幸せだろう」と主婦の方なら 掃除の後に 必ず一度は思ったことがおありではないですか。ましてや共働きでお子さんが小さいと「家」「会社(又は自営)」「保育園」の三重苦に女性の負荷は如何ばかりかと察します。
もう少し物理的に楽にならないものかと思う矢先、新築をしてみたら旧宅よりも広いので尚更、物が増え掃除の場所が増えてギブアップになってゆくというパターンも少なくありません。
「片ずけられない症候群」の呼び名を聞いた時は驚きましたが「収納整理学」や「空間カウンセラー」等の職業が生まれ成り立っている現状にはもっと驚き 何につけても日常が複雑化しているのを感じます。特にこれからの第一次住宅取得者の方は年齢的にも生まれた時から消費時代を経て 物が豊富な事が当たり前の日常を見てきているので 物が増えたら収納を増やす考えが 今だ一般的なのです。
しかしながら 永遠に続くでありましょう「家事」をもう少しひとひねりして楽に柔軟にシンプルに捉えてみませんか。時には常識を疑うことも必要だと思います。貴重な人生の時間を必要以上にそれだけに振り回されていませんか。もっと「家事」は短縮出来ます。そして生み出された時間をもっとご自身にも使っていただきたいと思っています。できれば皆さんが夢や目標を持って進める時間が増えるような「進化した住宅」を提案していければ幸いです。
男性の夢や目標が「外」に直結しているとすれば 女性はそのたびに内側にある壁を乗り越えなければ「外」側に向かえないハードルを持ちます。そのハードルがもっともっと低く低くなりますように「女性の時間」を応援していきたいと思っています。 

