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2017年9月19日(火)

  • 建築さんぽ

モスタルの歴史景観

1992年に独立したばかりのボスニア・ヘルツェゴヴィナ地方の首都、モスタル。モスタルの象徴は1556年に建造されたネレトヴァ川にかかる古い石橋で地区の世界遺産登録になりました。橋台を用いず両岸からアーチ状にかかっているだけの高い構造建築技術が東岸の博物館で解説もされています。20世紀末まで続いた戦争の爪痕は墓地や廃虚が銃弾痕などあちこちに見られますが 目的のモスタル地区に進むにつれて観光地に似つかわしくとても明るい雰囲気になってきます。往時のまま丸石仕様の石畳み道路や戸建て建築意匠、古くて威厳ある街並みが川の流れを挟んだ大自然と共に芸術作品のようで感動があり しばし時を忘れてしまう歴史景観です。

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