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2017年9月19日(火)
- 建築さんぽ
トロギール・中世の街
クロアチアのトロギールは世界遺産です。紀元前3世紀にギリシャ人植民都市として始まった街だそうで周囲を城壁で囲まれた島です。長期に渡り支配される歴史がありながら 自治権を持つ都市として繁栄してきたといわれています。市庁舎や時計塔、教会が数多くありますが なかでも聖ロヴロ大聖堂の扉に彫られたアダムとイヴの像が特徴的です。そして石畳の路地の雰囲気はそのまま中世時代を散策している様。建て物の天井が日本仏閣の天井に似ている旧裁判所跡でアカペラを披露する男性コーラスが現代に馴染んでいます。船着き場のプロムナードの先にはヴェネチア支配時代に造られた15世紀の要塞がどっしりと構えるなかに銃弾痕のある建物のカフェの日常もまた、いつまでも穏やかなアドリア海風景として続きますように。