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2017年8月4日(金)
- 社長ブログ
住宅建築計画、土地探しの注意点!
おはようございます。カーサ総研の折戸です。これから土地を購入して、その上に注文住宅を建てたい!というご計画の方には必ず注意していただきた土地探しの注意点を書きたいと思います。
さて、物件(土地)には都市計画法、建築基準法等という法律があり、いろいろと規制が決められておりますので、なかなか思った通り行かないものですが、この土地にこんな建物建てたいということが全て叶えたいものですね。その土地には細かな数々の規制の網が張られております。例えば、良くあるケースです。ごく普通の古屋2階建ての建っている土地建物を購入して、そこに既存建物を解体し、新築を建てる計画をして古屋を購入しましたが、既存建物の宅地には、高さ4メートル程度の擁壁に建っている古屋で、更にブロック塀で土留めされている良く見かける2段擁壁のある宅盤です。既存建物が建っているからと一般的大丈夫と思いがちですが、基本的に横浜市では、2段擁壁での宅地に建物を建てることをしないように規制しております。建築する場合は、2段目ブロックを撤去して更に1段目の擁壁が構造的に問題ないかを検討する必要があります。構造的に問題があれば擁壁の新設もしくは、1段目の擁壁に土圧が掛からないよう安息角を取り建物の配置を変える必要があります。その結果、安息角をとると、ほとんど計画をしていた建物が建てられないケースもありました。それで擁壁の新設、既存擁壁撤去工事費を検討したところ700万円?どうしたら良いの!!こんな状況になるケースもあります。また、逆のパターンもあります。購入した土地の上部に宅盤より更に4mほど高い隣地を支える擁壁がある場合、許可上の安全が確保されていない場合には、仮に隣地の擁壁が倒壊しても問題がないような建物構造もしくは、配置にしなければならないという規制も掛かってきます。それに対する規制をクリアする建築費もお客様負担になってしまいます。良い物件だと思ったのに余計な費用が掛かるような物件があります。仮に購入した物件内の擁壁が崩れた場合には所有者管理責任にもなります。ただ駅が近いから、日当たりが良いから等だけでなく、このような物件もありますので良く見定めしてくださいね。
横浜市資料抜粋1
横浜市資料抜粋2