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2017年7月27日(木)
- 社長ブログ
認知症時代を迎えるための住まいをどうしたらよいでしょうか?
おはようございます。カーサ総研の折戸でございます。
認知症にはなりたくない! と思うのは誰も当たり前です。しかし、なりたくてなったわけではない。自然とそっと病魔がおそってきます。病魔に襲われないように日々の予防が必要ですね。さて、日本で65歳以上の15%の人たちが認知症になっているという調べがあります。全国で約462万人いらっしゃるそうです。軽度の方を入れると4人に1人の方が認知症にかかっていることになります。それでは、世界ではどうかと調べますと世界保健機関によると、認知症をもつ人は世界で3560万人いて、毎年770万人が新たに認知症と診断されているそうです。このペースでいくと、認知症の人の数は2030年までに2倍、2050年までに3倍になる見通しだそうです。本当に大変なことになっております。私の大事な身内にも認知症にかかっているものがいますが、家族は、とても大変です。これは、一緒にいる方でなければ、この苦労は分からないと思います。 以前テレビで見ましたが、オランダ、アムステルダムの郊外に認知症の村と言われる施設があるそうです。こちらは、大きな建物で囲まれたコートハウスのような感じで、中には、ライフスタイルに合わせた建物がいくつかたち、その壁に囲まれた街には、スーパー、カフェ、美容院等があり、患者の方が気軽に街を歩くことができるそうです。
敷地内に働く人たちが全て認知症の対応が可能になっているようです。とても安心ですね。つまり、箱の中に閉じ込められているのではなく、認知症の方たちと共有しながら生活をしていることになります。現在150人ぐらいの人たちの住まいがあるそうです。。とても人気があるそうです。日本でもグループホーム等の施設を増やし対策をしておりますが、予防回復施設も含め、このようなオランダのような施設があれば、本当に認知症の方々が安心して住まうことができますね。