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2024年2月25日(日)

  • 建築さんぽ

テレルジ国立公園 ―アリアバル寺院―

未舗装の道路から、はじめにテレルジ国立公園のシンボルだという大きな亀石が見える。ここでしか見られない珍しい景観。そして、険しい岩山をバックに、英語とモンゴル語で書かれた看板の連なりと野の花畑を見ながら進み、煩悩の数と同じ108段の石段を昇りるとアリアバル寺院に辿り着きます。チベット仏教色が強いという寺院の出入口は開け放たれていて、中に進むと簡素ながら色彩豊かな本堂が現われます。祭壇中央寄りにはダライ・ラマ法王14世の写真がさりげなく置かれていました。慣れているのか巣作りを終えた鳩のつがいが、我が家同然に何度も飛び交っている。音もない静かな環境。ガイドさんの話しによると、過去にエーデルワイスの花を見るためにわざわざ有名どころの登山をした観光客がいたそうで、この場所に当たり前のように足元に咲いているエーデルワイスの花を見て苦笑いしたとか。眼下もまた美しく連なる山々の絶景が広がっています。

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