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2024年2月1日(木)

  • 建築さんぽ

春日集落 ―平戸の聖地と集落―

あらためて「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、2018年7月に世界遺産に登録されています。日本国内では当該地方以外にもキリスト教信徒が存在していましたが、最も集中的に宣教が行われたのが長崎と天草地方だったようです。禁教令から禁教令廃止までの「潜伏」が終えるまでの歴史を物語る「12」の構成遺産群が「原城跡」・「平戸の聖地と集落」「天草の﨑津集落」「外目の出津集落」「外海の大野集落」「黒島の集落」「野崎島の集落跡」「頭ヶ島の集落」「久賀島の集落」「奈留島の江上集落」「大浦天主堂」に決定しています。
「平戸の聖地と集落」は、春日集落と安満岳・中江ノ島で構成されていて、信仰していた山とキリシタンが殉教した島を拝むことによって信仰実践してきた歴史のようです。聖地では誰一人に会うこともなく、ただ静かでした。今も昔も人々の支えになっているだろう棚田が印象的な春日集落。訪ねた時には閉っていた春日集落案内所ですが、世界遺産登録前後に建てられたと思われました。まだ、新しい建物で周辺環境に溶ける佇まいでした。

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